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人生を変える方法とは?今からの世の中を生き抜くために必要なこと!「思考停止という病」(苫米地 英人 著)

2017/11/11

苫米地さんという方をご存知ですか?

苫米地さんは、過去にカーネギーメロン大学で人工知能を研究し、現在はコーチングの業界で有名な方です。

今回ご紹介するのは、「思考停止という病」(苫米地 英人 著)です。

思考停止せずに生きることは、自分次第で誰にでもできる!

自分の頭で考えている人は、自ら解決策を提案し、実践することで何かしらの結果に繋げるが、自分の頭で考えない人は、何度も同じ間違いを繰り返してしまう。なぜそういった人が多いのか? 脳の視点と社会的な視点の両方から解き明かす!

なぜ、人は「考えること」をやめてしまうのか? 1億2000万人、総思考停止状態の日本を生き抜くトDr.トマベチ式・自発脳のつくり方。「脳が働いていない」という病気状態を脱し、「考える脳」を取り戻す!

(Amazon より)

苫米地さんによると、世の中には自分の頭を使って考えることができない人が多くいるといいます。

あなたも「自分の頭で考えろ!」と言われたことはありませんか?

 

私自身、この本を読んでいかに自分の思考が止まっていたかとうことを痛感しました。

自分の頭で考えない人は、何度も同じ失敗を繰り返します。

3年間サラリーマンをやると自分の頭で考えれなくなる

学生時代優秀だった生徒もサラリーマンを3年間やってしまうと思考停止に陥ると苫米地さんはこの本の中で言っています。

それは、なぜなのでしょうか?

入社1年目は、会社の先輩の言うことをひたすら聞くことを求められます。先輩には、「自分で考えろ」と言われるものの、勝手にやると怒られ、報連相をしなくても怒れます。

重要な仕事も少なく、基本は先輩のサポートをしながら会社のやり方を覚えさせられます。

そして、仕事終わりには飲みに誘われ、会社や社会の愚痴を聞かされます。

それが3年も経てば、

  • 言われたことしかやらない
  • 与えられた仕事に対して工夫しない
  • 手間で面倒なことは避ける

そんな社会人の出来上がりです。

それでも、定年退職まで無事に過ごせる時代であればよかったかもしれませんが、そんな時代は終わりました。

仕事で成果を出すと言う意味でも、自分の人生を豊かにすると言う意味でも自分の頭で考える訓練をすることがとにかく大事な時代になりました。

いやいや私は、「思考停止」なんてしていない!と思った方は、ぜひ本書を読んでみてください。その結果、思考は停止していなかったとういうことが分かれば特に問題はないですし、実は思考が停止していたと思えばそこからの行動を変えるだけです。

思考停止から脱却するメリット

実際に自分の頭で考えることができるようになれば、どんなメリットがあるのか?

  • 生産性が上がる
  • 意思決定のスピードが上がる
  • 論理的な分析が早く、正確になる
  • 最善の問題解決法が見えてくる
  • 自分の頭で答えを導けるようになる
  • 他人の意見に左右されないようになる
  • 知識量が増える
  • 見えなかった問題点が見えるようになる

国民には思考停止していてほしい

日本人は、欧米に比べても思考することが少なく、よく教育のせいだと言われることがあります。では、実際になぜそのような教育を行い、どこが問題か考えたことがありますか?

この本を読んだ時にある動画を思い出したのでご紹介します。今までの教育とこれからの教育についてTEDでスピーチされた動画です。

 

この動画を観ていただくことで、第二次世界大戦後に必要だった学校教育と、今後、どのように教育が変化して行くかが分かるかと思います。

なぜ、自分の頭で考えることができないのか?

「自分の頭で考えろ!」と言われた経験がある方は、そもそもなぜ自分に考える力がないのか、強いては日本人が考える力が弱いのはなぜなのしょうか?

苫米地さんは、次の3つの原因をあげています。

  • 前例主義
  • 知識不足
  • ゴールがない

特に、「思考をしていな人=ゴールがない人」と本の中で定義しています。

 

まず大事なことは、ゴールを決めること。ゴールを決めれば、自分が学ぶべきことが見えてきます。

ノットノーマルになれ、問題意識が思考を動かす

現状から抜け出すためには、世の中で普通だと言われていることを疑うことです。

  • 他人の意見や判断を気にしない
  • 自分のやりたいことをやる
  • やりたくないことには NOという

そして、自分の興味を持ったことに対して、真剣に考え、知識を得て、本気で取り組めば人生は変わると苫米地さんは本書の中で言っています。

知識の量が全てを解決する

頭で考えるためには、圧倒的な知識が必要だと言います。

何か問題があり考える場面になったとき、単純に知識や情報が足りないから答えを決められないだけ。誰よりも多くの知識を持つことが大事です。

では、どうやって圧倒的な知識を習得するか

知識を手に入れる1番の方法は「読書」です。

人の話を聞くことではダメか?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、苫米地さんは読書の方がより有用だと言っています。

また、苫米地流の読書術も本書の中で紹介しているので、「本を読んでもすぐに忘れてしまう」という方は、ぜひ試してみられるといいかと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか?あなたの思考は動いていますか?

まずは、目標を設定し、圧倒的な読書量が今後は必要になっきます。

以前の記事でも紹介しましたが、今後はフリーランスとしての働き方が増えてきます。むしろ、選択せざるを得ない世の中にシフトしていくと言われています。

その中で生き残っていくためには、常に自分の頭で思考しなくてはいけません。

ただ、いきなりそんなことを言われても!という方も多いかと思いますので、そういった方はぜひ読書会に参加してみてください。

たくさんの本に出会えることもさることながら、たくさんの職業の方、考え方に出会えると思います。目標設定の仕方や読書の仕方に自信がないという方には、オススメの方法なども紹介しています。

まずは、1歩、現状を変えてみましょう!

 

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