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読書効果を高める読書術とは?『読書は「アウトプット」が99%』藤井孝一(著)

2017/11/12

  • この前読んだ本ってどんな内容だっけ?
  • この本、読んだことあるんだけど・・・・

せっかく本を読んだのに「1週間後にはほとんど本の内容を思い出せない」ということってありませんか?

特にビジネス書や自己啓発書は特に内容を全く思い出せないようであれば、せっかくの読書も意味をなしません。

せっかく自分の時間を使って本を読むわけなので、できるだけその本の価値をあげたいですよね。

そんなあなたには、

その1冊にもっと「付加価値」をつける読み方、

『読書が「アウトプット」が99%』をご紹介します。

本を「読んで終わり」にするのはもったいない。
「話す」「書く」「行動する」……
読後にこんな“アウトプット"をすることで、本は自分の血となり肉となる。
「読後に何をするか」で、得られるリターンは“ただ何となく読んだ"ときに比べて10倍にも20倍にも。
そんな読書術を、本書でご紹介します。

■今日の出来事を話すように「本の話」をせよ
■いい本を選ぶための「眼」とは?
■頭のいい人は「斜め読み」で本をインプットする
■「仕事と関係ないジャンルの本」が差を生む
■ブログ、SNS……「ネット」で本をどう活かす? ――etc.

ビジネスパーソン必読、本物の“使える知識"が身につく本の読み方・選び方・活かし方の決定版!

Amazonより

アウトプットの重要性

この本で重要視しているのは、本のタイトルからも分かる通りテーマは「アウトプット」です。

さらに、一冊の本を今まで以上にインプットするための具体的な方法を紹介しています。このインプットするためには、アウトプットがとても大事です。

なぜ、読書(インプット)のためにアウトプットが大事なのか?

私の場合であれば、読書会を主に読書のアウトプットの場にしていますが、アウトプットを意識しながら本を読むことで、なんとなく本を読む読書とは全く違う結果を得ることができます。

アウトプットをする際には、ほとんどの場合には相手がいます。そのため、相手にわかりやすく話す、または書く必要があります。本を読む段階からいかにアウトプットをしようかな?と考えながら読むことがより読書というインプットを効果的に行えます。

学生時代の勉強を思い出してみると、「何のために勉強するの分からないものは、全く覚えることができなかった」という経験ってありませんでしたか?

この知識はこうやって使おうと意識すれば簡単に覚えられたかと思います。また、学んだことを実際に行動に移すことも効果的です。しかし、アウトプットを常日頃から行っていない方は、まずは何をするの?と疑問に思う方も多いかと思います。

この本では、今日からでもできる具体的なアウトプットの方法を紹介しています。

どんな方におすすめ?

  • この本は、より効果的な読書をしたいと思っているけど、どうすればいいかわかない方。
  • アウトプットの重要性は分かっているけれど、具体的にどうやって行えばいいか分からない。
  • どんな本を読んだらいいか分からない方。
  • 読書の習慣をつけたいと思っている方。
  • 将来のために自分の知識を増やしたい方。

「将来のために読書を始めたい!」という方、「普段から読書をしているけれど、より効率的に読書をしたい!」という方におすすめの一冊です。

できる人は今日の出来事を話すように「本の話」をする!

「できる人=稼ぐ人」というのは、アウトプットを意識しています。本の中でもインプットだけでは、人の役には立てない。出し惜しみすることなくアウトプットすることで人の役に立つことができると著者は言っています。

この「人の役に立つ」ということが、稼げるということにつながります。

また、できるビジネスマンとして身に付けたい能力として、著者は要約力をあげていますが、その要約力を鍛えることも読書のアウトプットが有効です。

誰かにアウトプットする際に、本の中の自分が覚えている全てを話してしまっては相手も飽きてしまいます。要約力では、大事なことを3〜5に絞って相手に話す能力が大事になります。

以前、IT系のお仕事で社長をされている方の話を聞いたことがありますが、その方もアウトプットを常に意識しているとおっしゃっていました。

例えば、1人で映画を見た際には映画が終わってすぐに誰かに電話をして映画の内容を話すそうです。

急に電話が来たかと思えば、映画の話をされるって相手はどうだろ?とおも思いますが、そのくらい意識的にしているとのことでした。

様々ななアウトプットの方法を学ぼう

この本で紹介しているアウトプットは、主に3つです。

  • 話す
  • 書く
  • 行動する

急に明日から、誰かに電話をしてアウトプットをしよう!というのはハードルが高いかと思いますので、この本で紹介している他のアウトプットを試してみるのも手です。

例えば、書くというアウトプットであれば、ブログもありますが、もっと簡単にtwitterをつかてみるというのもあります。

せっかくであれば、読書ノートに挑戦してみるのもいいかもしれません。

また、ビジネス書を読むのであれば、その中から1つ実際にやってみるというのも1つのアウトプットです。

本の中から10%はやってみる

この本で書かれている「行動」では、10%はやってみるということが書いてありました。例えば、「20代でやっておきたい10のこと」のようなタイトルであれば1個はやってみるということです。

最初から全部をやろうとすると続かないので、まずは10%を意識してやってみてはいかがでしょうか。

稼ぐ人の読書術

この本の中では、アウトプットを重要視していますが、そもそもどうやって本を選んだらいいか?お金を稼いでいる人がどんな本を読んでいるかについても紹介しています。

例えば、年収1500万円の人であれば、人生で役に立った本としては次のような本をあげています。

  1. ドラッガー
  2. 7つの習慣
  3. 日経ビジネス
  4. 金持ち父さん貧乏父さん

著者は、一流は「仕組み」を学べる本を読み、二流は「スキル」を学ぶ本を読むと言っています。

そのほかにも、具体的な本の選び方についても紹介してあるので、ぜひ読んでみてください。

まとめ

いかがだったでしょうか?アウトプットの重要性は、わかっているけれど具体的にどうやったらいいのかわからないという方には特におすすめかと思いますので、ぜひ読んでみてください。

また、アウトプットの場としては読書会は最適だと思いますので、ご興味がある方はこちらも合わせて読んでみてください。

 

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